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世界で脅威とされる感染症の種類

2019年07月17日
患者を診ている医者

細菌やウイルスによる感染症は、時として人類の歴史を塗り替えるような被害をもたらしてきましたが、感染症の病原体の正体が研究によって明らかにされ、これに有効に対処するための医薬品が盛んに開発されるようになった現代でも、やはり「パンデミック」とよばれるような世界的、爆発的な感染症の流行は避け得ないものとなっています。
こうした世界的な脅威となっている感染症の種類として、かつての時代であれば、天然痘やペストがありました。
天然痘は15世紀にコロンブスが新大陸発見後、アメリカ大陸で大流行し、死者が増えて人口が8分の1にまで減ったとされていますが、1980年に世界保健機関(WHO)がようやく撲滅を宣言しています。
ペストは中世ヨーロッパでは「黒死病」ともよばれ、当時のヨーロッパの人口の3分の1ほどが亡くなったとされていますが、衛生観念が発達した現在ではまず聞かない病名となっています。
そのいっぽうで、ウイルスが定期的に突然変異を起こして大流行する新型インフルエンザは、まさに現代の脅威となっています。
1918年の「スペインかぜ」は死亡者数4,000万人、1957年の「アジアかぜ」は死亡者数200万人、1968年の「香港かぜ」は死亡者数100万人以上という世界的被害を出しているとされています。
現在では、こうしたインフルエンザウイルスに対抗するため、オセルタミビル、製品名でタミフルという有力な医薬品が開発されています。
オセルタミビルは、インフルエンザウイルスに直接作用する、世界初の飲み薬として登場しました。
オセルタミビルは、インフルエンザウイルスが増殖するのに欠かせない酵素のはたらきを阻害する作用があるため、カプセルやドライシロップの服用で効果的な治療ができます。